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ウイルス性イボとは?
一般的に、皮膚にできる小さな突起物をイボと言い、そのうち、ウイルス感染が原因でできるものをウイルス性イボと言います。
「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」が代表的なウイルス性イボですが、その他にも「扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)」「伝染性軟属腫(水いぼ)」「尖圭コンジローマ」などがあります。
ウイルス性イボの種類・症状
常性疣贅
ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染・増殖によってできるイボで、皮膚表面の傷からウイルスが侵入し、増殖することで大きくなります。
手指や足の裏にできやすいのですが、その他、顔、腕などの様々な部位にもできます。
プールやスポーツジムなどの足拭きマットから感染することが多いです。
扁平疣贅
ヒトパピローマウイルス3型・10型に感染することできるイボで、表面が滑らかで平らな形をしています。
色は黄褐色やピンク色などで、「青年性扁平疣贅」とも呼ばれ、思春期に多くみられます。
伝染性軟属腫(水イボ)
3~15歳前後によくみられるイボで、伝染性軟属腫ウイルスに感染するとできます。
直径1~3mm程度の表面が滑らかで光沢のあるイボで、一般的に「水イボ」と呼ばれています。
主な感染経路は皮膚の接触感染や、タオルなどを介した間接感染で、幼稚園や保育園、スイミングスクールなど、子供が大勢集まる場所は感染リスクが高いとされています。
尖圭コンジローマ
ヒトパピローマウイルス6型・11型などに感染することで起こり、10代後半から30代前半にかけて多くみられます。
性器や肛門のまわりに白色・ピンク色・褐色の柔らかいイボが大量にできます。
炎症を起こすとかゆみや痛みを伴うことがあり、イボが大きくなってカリフラワー状になります。
主な感染経路は性行為ですが、潜伏期間が長いため、感染した時期を特定するのが困難な場合があります。
また、イボが治っても体内にウイルスが潜伏していることがあるので、治療後も3ヶ月程度は経過を診る必要があります。
ウイルス性イボの原因
ウイルス感染が原因です
ウイルス性イボは、ヒトパピローマウイルスなどのウイルスに感染することでできます。
このヒトパピローマウイルスは、子宮頸がんの原因となるものとはタイプが異なるウイルスとなります。
ウイルス性イボは子供から大人までよく起こる皮膚のトラブルで、主な感染経路は皮膚の接触による接触感染のほか、プール、ジム、サウナなどの足拭きマットを介して間接感染することもあります。
ウイルス性イボの治療
液体窒素療法が一般的です
ウイルス性イボに対しては、液体窒素を使用してイボを壊死させる「液体窒素療法」を行うのが一般的です。
その他、内服薬や外用薬を使って治療することもあります。
保険適用外(自費診療)となりますが、炭酸ガスレーザーによる治療も効果的です。
炭酸ガスレーザーは特に大きなイボの治療に効果的とされていて、少ない治療回数でイボを根治させることが可能になります。
イボへのレーザー治療をご希望の際は、お気軽に堺市中区のひふみるクリニックへご相談ください。