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手足のイボ
ウイルス感染が原因の尋常性疣贅
イボとは、手足や顔などの皮膚にできる小さな突起物のことで、ウイルスに感染してできるもののと、加齢にともなってできるもの(老人性イボ)に分けられます。
ウイルス感染が原因でできるイボに、「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」があります。尋常性疣贅はヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することででき、手足に小さなイボができることが多いです。イボの数が増えると、一塊になって大きく見えることもあります。
子供だけでなく、大人にもできることがあります。
主な症状
手や足の裏に、数mmから1cm程度の小さなイボができます。
単独でできることもあれば、多数できて面のように広がることもあります。
足の裏にできたイボは、体重がかかって深く食い込み、治りが悪くなることも多いです。
通常、痛みなどの症状はありませんが、イボをいじるとまわりに拡大する恐れがあります。
尋常性疣贅の原因
ヒトパピローマウイルスの感染が原因です
尋常性疣贅はヒトパピローマウイルスの感染で、ひっかき傷やささくれなど、皮膚の小さな傷口からウイルスが侵入して感染します。
ヒトパピローマウイルスには様々なタイプがありますが、尋常性疣贅の原因となるのは主に2型です。
魚の目やタコと間違われることも多いのですが、尋常性疣贅はウイルス性のできものなので、放置すると拡大する恐れがあります。
なお、同じウイルス性のイボでも、水イボ(伝染性軟属腫:でんせんせいなんぞくしゅ)は原因となるウイルス・現れる症状が違い、治療方法も異なります。
尋常性疣贅の治療
一般的に液体窒素療法が行われます
尋常性疣贅に対しては、一般的に液体窒素療法が行われます。
体窒素療法とは、液体窒素でイボを凍結・壊死させる治療方法で、通常、10回ほど治療を行ってイボを取り除いていきます。
1回で治せるケースは少なく、大抵、複数回の治療が必要になります。
その他の治療方法として、内服薬・外用薬の使用、また自費診療となりますが炭酸ガスレーザーによるイボの蒸散などがあり、患者様とご相談のうえ、最適な方法で治療を進めさせていただきます。
手足のイボでお困りでしたら、まずは一度、堺市中区のひふみるクリニックへご相談ください。