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掌蹠膿疱症

掌蹠膿疱症とは?

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは、膿疱(膿を含んだ袋状のできもの)が手の平や足の裏に多数できる病気です。
症状が改善・悪化を繰り返すのが特徴で、手の平・足の裏以外にも、脛や膝に膿疱ができることもあります。
膿疱のでき始めにかゆみを感じることが多いため、手荒れや水虫と勘違いしてしまうケースも多いです。

掌蹠膿疱症の症状は、日常生活やお仕事に影響する場合がありますので、症状でお困りでしたら堺市中区のひふみるクリニックへ一度ご相談ください。

掌蹠膿疱症は人にうつりません

掌蹠膿疱症の原因はわかっておらず、自己免疫異常で起こる病気ではないかと考えられています。

ただし、膿疱内には細菌・ウイルスは存在しませんので、掌蹠膿疱症が人にうつることはありません。

主な症状

掌蹠膿疱症の特徴的な症状は、手の平や足の裏に多数できる膿疱です。

手足にたくさんの膿疱ができると、痛みのために手が使えない、料理がしづらい、歩きづらいなど、日常生活に支障を来すようになることがあります。

膿疱と共に赤み、皮膚の乾燥・ひび割れ、爪の変形が生じることもあり、胸骨・鎖骨・肋骨の痛み(胸肋鎖関節痛)に襲われることもあります。

掌蹠膿疱症の原因

喫煙者に多くみられます

掌蹠膿疱症は原因不明の病気ですが、煙草を吸う方に多くみられることがわかっています。

その他、扁桃炎、虫歯、歯科金属アレルギーが関与しているのではないかと考えられています。

掌蹠膿疱症の原因として金属アレルギーが疑われる場合には、パッチテストを行います。
※当院ではパッチテストを行っておりません。

掌蹠膿疱症の患者様は禁煙を

掌蹠膿疱症の原因ははっきりわかっていませんが、掌蹠膿疱症にかかっている方の約80%が喫煙者となっています。

そのため、掌蹠膿疱症の治療では禁煙が大事だと言われています。

掌蹠膿疱症の患者様で、喫煙習慣がある方は禁煙に取り組まれることをおすすめします。

掌蹠膿疱症の治療

対症療法が中心となります

掌蹠膿疱症の治療では、炎症を抑える対症療法が中心となります。

治療内容は掌蹠膿疱症の病態によって変わりますが、まずは炎症を抑えるためにステロイド外用薬やビタミンD3外用薬を使用します。

ただし、外用薬だけでは症状がコントロールできないことも多いので、その場合にはビタミンA誘導体(エトレチナート)の内服薬を使用し、かゆみが強い場合には抗アレルギー薬の内服薬を使用します。

その他、胸肋鎖関節痛を抑えるための生物学的製剤の注射、ナローバンドUVB療法(紫外線治療)などの治療方法があり、病気の状態に応じて適切な方法を選択いたします。

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