帯状疱疹herpes zoster

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帯状疱疹

帯状疱疹とは?

帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは、水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスが原因で起こる皮膚の疾患です。
水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスには、多くの方が子供の頃に感染し、水ぼうそうを発症しますが、水ぼうそうが治った後もウイルスは神経を介して神経節に潜伏し続けます。
その後、加齢、疲労の蓄積、ストレスなどをきっかけにウイルスが再び活性化すると帯状疱疹を引き起こします。
帯状疱疹が起こると、身体の左右のどちらかにピリピリと刺すような痛み、ブツブツとした赤みのある発疹と水ぶくれが帯状に発生します。

主な症状

胸部、腹部、背中、顔、頭部など、身体の左右どちらかにピリピリ・チクチクする神経痛のような痛みが起こり、その後、ブツブツとした赤みのある発疹と水ぶくれが帯状に現れます。
痛みが徐々に増していき、発熱やリンパ節の腫れなど、全身症状が起こることもあります。
さらにウイルスが全身に回ると、広範囲に発疹ができて、難聴、視力障害、顔面神経麻痺などの症状を招く恐れがあります。

通常、水ぶくれは2~3週間程度でかさぶたとなり、4~6週間程度で治ります。
皮膚の症状が治れば、痛みも消えることが多いのですが、神経が損傷を受けたことでその後も痛みが続くことがあります。
こうした帯状疱疹後の痛みを「帯状疱疹後神経痛」と言います。

帯状疱疹後神経痛

帯状疱疹の皮膚の症状が治った後も痛みが残ることがあり、3ヶ月以上痛みが続くものを「帯状疱疹後神経痛」と言います。
帯状疱疹後神経痛になると、焼けるような痛み、ズキズキとする痛みが続きます。

帯状疱疹後神経痛は高齢者に多くみられ、50歳以上で帯状疱疹にかかった人のうち、約20%で帯状疱疹後神経痛が起こるとされています。

帯状疱疹の原因

水痘・帯状疱疹ウイルスによって発症します

帯状疱疹は水ぼうそうの原因でもある、水痘・帯状疱疹ウイルスによって起こります。
水痘・帯状疱疹ウイルスはヘルペスウイルスの一種で、子供の頃に水ぼうそうにかかり治った後も体内に潜伏し続けて、加齢、疲労、ストレスなどで免疫力が低下した時、ウイルスが増殖して帯状疱疹を引き起こします。
帯状疱疹は50~80代などの年代の方に多くみられる病気ですが、免疫力が低下している場合には、若年者でも帯状疱疹が起こる可能性があります。

帯状疱疹の治療

抗ウイルス薬の内服薬で治療します

帯状疱疹は、抗ウイルス薬の内服薬で治療します。
抗ウイルス薬にはウイルスの増殖を抑える効果があり、急性期の皮膚の症状や痛みを和らげます。
帯状疱疹の治療では、早いタイミングで抗ウイルス薬を服用して、ウイルスの増殖を抑えることが大事で、早期に治療を開始することで改善までの時間を短くしたり、合併症・後遺症の抑制が期待できるようになったりします。
帯状疱疹の症状に気づいたら、堺市中区のひふみるクリニックへお早めにご相談ください。

帯状疱疹の予防

帯状疱疹は、水ぼうそうが治った後も体内に潜伏し続けた水痘・帯状疱疹ウイルスが、加齢、疲労、ストレスなどで免疫力が低下した時に再び活性化することで起こります。
なので、帯状疱疹の予防のためには栄養バランスの取れた食生活、十分な睡眠、ストレスを溜めないなど、心と体の健康に気を配ることが大切です。
また、帯状疱疹はワクチン接種により予防することが可能で、50歳以上であれば帯状疱疹の予防接種が受けられます。

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